Mac でリアルタイム・スクリーンキャスト

テクニカル・サポート的な目的で、Mac OSX のデスクトップをリアルタイムでビデオ配信したい。

・CamTwist - デスクトップを取り込み
ビデオキャプチャツール(エミュレータの場合は必要なし)
 (注:僕の場合、TVMax+をビデオキャプチャにしています。)
・Soundflower - 仮想サウンドバイス
・LadioCast または LineIn - ミキサとして

CamTwist というソフトと uStream.tv で実現できるらしいのだけど、なぜか uStream のビデオソースのところに CamTwist が出てこない。

ほかにもあるかなと探してみると、Jing というフリーのソフトウェアがあった。これも非常によくできているんだけど、いったん録画したものをシェアするというもので、ライブではないようだ。残念。

おっと、問題解決か?

CamTwist をインストールした時点でブラウザーが起動していた場合は、ブラウザーを再起動しないといけないらしい。これか・・!

Configuring ustream.tv with CamTwist

  • If you had your browser running during the install of CamTwist, restart it first.
  • If you have your CamTwist prefs set to not load the CamTwist driver unless the CamTwist application is running, you'll need to start CamTwist now.
  • Start your broadcast.
  • Select CamTwist as the video source.

ブラウザーを再起動してみるとあっさりできた。これでリアルタイムにデスクトップの様子を配信できるようになった。

が、解像度が低いので細かいところが見えないし、文字が判読できない。もうちょっときれいに配信できないものか・・。

Skype を使ってリアルタイム・スクリーンキャスト

このやり方を応用すれば Skype でデスクトップ映像を配信できるんじゃないかと思ってやってみたところ、簡単にできてしまった。
Skype ではカメラの映像が左右反転して表示されるようになっているため(Web カムの自分撮りが前提だからだろう)、CamTwist の Effect から LR Flip を適用している。(注:この Effect は必要ない)


Skype を使ったスクリーンキャストのメリット

uStream では不特定多数に配信できるというメリットがある反面、視聴者とのコミュニケーションはチャットになってしまう。
Skype を使うと1対1でしか配信できないが、そのかわり相手と音声通話しながらデスクトップを見せられるので、テクニカルサポート的な用途ではかなり便利そう。
CamTwist の画面切り替え機能を使って、全画面や一部だけの画面などを登録しておけば、文字を読ませたい場合は画面の一部だけを見せるなどして対応できる。マルチスクリーン環境では、サブスクリーン上で CamTwist の操作などをすればいいので、もっとスマートにできるだろう。

しかし、実際に試してみたところ、やはり画質の問題が・・。解像度が低すぎて文字などは読めない。

OSX のユニバーサルアクセスで「ズーム機能」を有効にすればいい

その後、うまい解決策を発見した。OSX に標準で付いているズーム機能を有効にすれば、いつでも簡単に画面の一部を拡大表示することができる。Leopard ではキーとマウスのスクロールホイールとの組合せだけでズームイン/ズームアウトが可能なので非常に便利。ズームインしている間はマウスに追随して画面がスクロールするように設定することもできる。これを使えば、スクリーンキャストの文字が読めない問題は解決する。