trace() を省略して書き出す

デバッグが完了したら、余分な trace() は消しておいた方が無難です。

Adobe(旧Micromedia) Flash Professional 8などを使っているなら、パブリッシュの設定でtrace()アクションを省略させることが可能です。

ファイル > パブリッシュ設定の Flash のタブで「Traceアクションを省略」のチェックを入れて、SWFをパブリッシュすることで、trace()アクションを省略(削除)することができます。


Trace()省略の罠に注意

注意しなければいけないことは、省略(削除)されてしまうtrace()の引数に呼び出さなければならない関数を呼び出していないことを保証しなければなりません。さもないと、呼び出さなければ動かない関数を呼び出さずに、プログラムの挙動が変わって(おかしく)なってしまいます。例えば、下記のようなコードです。

trace("DEBUG: " + get_element(data) );

上記のActionScriptのコードを「Traceアクションを省略」の設定でSWFをパブリッシュした場合、get_element()の呼び出しも省略されてしまいます。このように、trace()の引数に呼び出しが必要な関数をできるだけ書かないことが重要です。